松永真菜さん・夫の会見が泣ける【80歳代運転自信72%】データ・課題は?

4月19日の池袋での高齢男性乗用車の暴走事故で死亡した長女・松永莉子ちゃんと真菜さんの夫が24日、記者会見を開催。私たちにできることは何でしょう?松永さん・夫の会見内容は? 75歳以上運転免許保有数予測?80歳以上で運転に自信72%⁉認知機能検査内容?専門家の分析と対策?をまとめました。

松永さんの夫の会見内容は?

松永真菜さんの夫であり、莉子ちゃんのパパの、まだ哀しみ癒えぬ中の会見…本当に涙しかない、ただただ泣ける会見でしたね。

真菜さんと莉子ちゃんの遺影が見守る中、視聴者の胸に響く言葉を、ひとつひとつ、噛みしめるように語っていらしたのが印象的でした。

謙虚で美しい奥様と、すくすく育っていた娘さんの笑顔の写真に、さらに涙腺が刺激された方も多いと思います。

松永さんの会見の一部を抜粋してお伝えします。

「最愛の妻と娘を 突然失い ただただ 涙することしかできず 絶望しています。

娘がこの先 どんどん成長し 大人になり 妻と私の元を離れ 妻と寿命尽きるまで 一緒にいる。

そう信じていましたが たった一瞬で 私たちの未来は 奪われてしまいました。

悔しくて 悔しくて 仕方がありません。

この悔しさは どれだけ時間が経っても 消えないでしょう」

この数日間何度も、この先、生きていく意味があるのかと自問自答したという松永さんは

「今回の事故での 妻と娘のような 被害者と 私のような 悲しむ遺族を、今後、絶対に 出してはいけない」と、妻の真菜さん(31)と莉子ちゃん(3)の顔写真を公開しました。

真菜さんは、フェイスブックで顔を公開することもない、恥ずかしがりやで控えめな性格だったので苦渋の決断だったそうですが、

「この画像を 見ていただき、必死に生きていた 若い女性と、たった3年しか 生きられなかった命が あったんだ ということを 現実的に 感じてほしい」

との思いで決断されたそうです。

「現実的に 感じていただければ、運転に 不安があることを 自覚した上での 運転や 飲酒運転、あおり運転、運転中の 携帯電話の使用などの 危険運転を しそうになったとき、

亡くなった2人を 思い出し、思いとどまって くれるかもしれない。

亡くならずに すむかもしれないと 思ったのです」

「少しでも 運転に 不安がある人は 車を 運転しない という選択肢を 考えてほしい。

また周囲の方々も 本人に 働きかけてほしい。家族の中に 運転に不安がある方が いるならば、今一度 家族内で 考えてほしい、

それが 世の中に 広がれば、交通事故による 犠牲者を 減らせるかも しれない。

そうすれば、妻と 娘も 少しは 浮かばれるのではないかと 思います」

<松永さん・夫記者会見より抜粋>

松永さんのこの思いを後世に伝えていくために、今後私たちはどうしていったら良いのか?

高齢者ドライバーの意識の現実などをデータから見ていきたいと思います。

75歳以上の運転免許保有者数は今後どうなる?

75歳以上の人口に占める免許保有者比率は、2017年の31.0%から2020年の32.0%へ伸びる計算で、ほぼ3人に1人が運転免許を持つと予測されています。

それに「団塊の世代」が加わる2020年代後半には、75歳以上のほぼ2人に1人が運転免許を持っている時代がやってくると言われています。

かつては免許とりたてで運転未熟なドライバーの事故率が高く「危ない18歳」と呼ばれていましたが、

今後は警察庁調べの事故率上昇中の「危ない75歳以上」のドライバーが全国にあふれることが懸念されています。

自動車保険料もかつては20歳以下が最も高く、35歳以上はすべて最安値だったのが、
損害保険各社は2015年10月から60歳以上の自動車保険料を引き上げ、70歳以上はさらに高い設定となりました。

高齢者は事故のリスクが高いと、保険会社も認識している結果です。

80歳以上で運転に自信72・0%、65歳以上で有能感急上昇↑↑⁉

 

「警視庁交通総務課統計」によると、高齢運転者(第1当事者)の交通事故発生件数は減少傾向にあるものの、事故全体に占める高齢運転者の事故割合は増加しているそうです。

また、MS&ADインターリスク総研株式会社によれば、運転に自信がある人の割合は、20代から年齢が増すほど低くなる傾向にありますが、65歳を境に再び上昇。

80歳以上は72.0%が「自信アリ」と答えています。

これはちょっとビックリの統計ですよね。

60~64歳の38.0%の約1.89倍、歳は20歳以上+なのに自信は2倍弱UPって。。

この根拠なき全能感は、どこから芽生えてくるのでしょうか?

専門家の分析は?

臨床心理士で明星大学准教授の藤井靖氏は「メタ認知能力」が関わっていると分析しています。

「自分のことを客観的にみるメタ認知能力が、だんだん落ちていくんだと思う。

一方で、年齢と有能感には相関関係があって、年齢が高くなるほど『自分はなんでもできる』という感覚が増すことも指摘されている。

80代となると免許自体持っている人が減り、自分は『運転できる人なんだ』と実年齢に対し、主観的年齢を、子どもの時は高く、年齢を増すほど低くみるともされている」

つまり子どもの頃は、主観的には年上に感じ、歳をとるほどに、自分は若いと感じられるということですね⁉

75歳以上実施の認知機能検査の内容は?

75歳以上になると、免許更新の際に、認知機能検査と高齢者講習が実施されます。

認知機能検査では、

①検査時の年月日や曜日、時間を記載する『時間の把握』

②4種類のイラストを記憶し思い出す『手がかり再生』

③白紙の解答用紙に指定した時計の文字盤を描く『時計描画』

④たくさんの数字が書かれた表の、指定された数字を斜線で消していく『介入課題』

が実施されます。

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専門家の分析は?

ですが、藤井氏は検査項目が不足しているとの見方を示し、

「これらの質問項目は、我々が病院で認知症の疑いがある方に検査をする内容の一部。

脳には遂行機能といって、物事の計画を立てたり順序立てて実行したり、複数のことに注意を払う運転に必要な能力があるが、

この検査ではその能力が高いのか、以前より落ちたのかはわからない。

高齢者講習も基本的には指導で強制力もないので、事故を誘発する背景にはあると思う」と分析しています。

専門家が説く今後の対策は?

歳を重ねて有能感が増した人を家族が説得することは可能なのか?

藤井氏は「関心と納得」がキーワードだとし、

・本人が自分の運転能力や年齢に関心を持って、大丈夫かどうかを自己確認する。

・納得するにもプロセスが必要で、定年退職を控えた時にその前から心の準備をする

・運転がまだ大丈夫な時から自分に関心を持って、これから車なしでどうやって生活するかを判断する時間を持つ。

・高齢者には高齢者の不満はあると思うので、何歳になったら免許を取り直すなどの国の制度が備わっていくべき

との見解を示しました。

<出典元4月23日 livedoor news >

私たちの意識改革はもちろん、国の制度、完全なる安全な自動運転技術の完成を望まずにはいられません。

まとめ

寿命120歳時代到来ともいわれる時代、今は若い世代も、必ず年を重ねていきます。

なのですべてをやみくもに、「高齢だから」で禁止していくのは自分の首をもしめていくことになると思います。

ですが、今回の松永さんの夫の会見の意志を忘れることなく、私たち自身や家族でまずできることを、毎日の生活で実践していきたいですね。

運転中はスマホを見ない、寝不足やイライラがないように体調を整える、高齢者ドライバーへの家族の対応など、本当に些細なことの心がけからだと思います。

松永さんの夫の会見に敬意を表し、真菜さんや莉子ちゃんのご冥福を心よりお祈りしております。