7月4日NHKEテレ『バリバラ』で「薬物依存症」をテーマに元タレント・田代まさし(62)が出演!プロフィールは?栄光の軌跡!週12本レギュラーも!薬物に手を出した理由は?覚せい剤はどんな存在?やめられないのか?どんな人が依存症になる?中毒と依存症の違い?刑務所はどんな生活?ルールは?やめようとは思わないのか?ダルクとは?
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田代まさしがNHKEテレ『バリバラ』薬物依存症テーマに出演
7月4日NHKEテレ『バリバラ』で「薬物依存症」をテーマに元タレント・田代まさし(62)が出演しました。
マイクと言って自分にそっくりのサングラスの絵を描いたこけしを出したり、「もみあげ」と「おみやげ」をかけて、出演者に渡すなど、かなり飛ばしてました(笑)
呂律がまわらないのは、逆にクスリをやっているとまわるのだとも。
一時と比べたら、だいぶお元気そうにお見受けしました!

田代まさしの経歴は?
番組ではマーシー’sヒストリーとして、田代まさしのプロフィールを紹介。

1956年 佐賀県に生まれる
1980年 「シャネルズ」でデビュー
『ランナウェイ』が大ヒット!
その後、歌手だけでなく、タレントとしても活動開始。
1996年 『ラッツ&スター』で紅白歌合戦に初出場。
『夢で逢えたら』を披露。
バラエティ番組で活躍。『ダジャレの帝王』の異名も。
2001年 1度目の逮捕
釈放後、Vシネマの監督として活動
2004年 2度目の逮捕 ⇒ 3年半の実刑判決
出所後、ネットテレビレギュラー番組
2010年 3度目の対処 ⇒ 3年半の実刑判決
2014年 日本ダルクへ
栄光の軌跡
田代氏は最盛期には、
・週12本のレギュラー番組
・CM出演
・タレントショップも人気
・CDもミリオンヒット
という状況でした。
なぜ薬物に手を出してしまったのか?
その理由として田代氏は、「ギャグハラスメント」を挙げていました。
番組には構成作家がいますが、「田代さんギャグでしめて」「田代(爆笑ギャグ)」などと内容を指定していないシナリオをただ渡されると、一週間に12本もの番組で毎回面白いことを言わなければならないプレッシャーが凄かったといいます。
地方営業などもあり、責任感が人一倍強い田代氏は、「常に面白いことを考えてないといけない」と、次第に追い詰められていったのだとか。
覚せい剤はどんな存在?
田代まさし氏は覚せい剤のことを、
「荒海で足がつりそうで、このままでは溺れてしまうという時に、浮袋がぷかぷか流れてきた」感じと言っていました。
「これにつかまったら捕まっちゃうな」と思いつつも(ギャグ。笑)、どうしようもなかったのだとか。
その時は、「すぐやめられる」と思っていたそうです。
やめられないのか?
精神科医の松本俊彦氏は、
「薬物を使うと快感みたいなものが脳でインプットされ、その時に脳内物質のドーパミンがいっぱい出る」
といいます。
その快感で、やめられなくなってしまうようです。
どんな人が依存症になるのか?
松本医師は、「しんどい状況にある人」と言ってました。
「今がつらい人」が薬物を使った場合と、「うまくいっている人」が使った場合とでは、全然快感のレベルが違うといいます。
なので、その人が置かれた状況も無視できないとのこと。
中毒と依存症の違いは?
「中毒」は、体の中に毒(薬物)がある状態。
覚せい剤を使ってテンションが上がるのは「急性中毒」。
「中毒」は毒を体の外に出せばいいので、治療は簡単。
でも「依存症」は違うといいます。
長く繰り返し薬物を使っているうちに体質が変わってしまって、刑務所にいても、病院にいても、薬物のことを考えてしまい、自分の意志ではどうにもできなくなるそうです。
田代まさし氏は、
「最初は『仕事のためにクスリを使っていた』のに、いつの間にか『クスリのために仕事をする』になっていったのだとか。
人生における大事なものランキングの1位がクスリになってしまうといいます。
刑務所はどんな生活? ルールは?
刑務所のルール
・朝6時半起床 夜9時消灯
・1日8時間の工場勤務
・2日に1回のお風呂(1回15分)
お風呂の掛け湯の回数も何杯と決まっているのだそうです。
TVは1番組(NHK)だけあり、NHKののど自慢を見ても、最初に出る人が男か女かで賭けていたのだとか。
刑務所では、悪のコネクションが広がっただけともいいます。
刑務所でいつも思っていたことは
「クスリやりてえ!」
だったそう。
やめようとは思わないのか?
田代氏も3度の逮捕歴で捕まるたびに、ファンをがっかりさせて家族に心配をかけ、二度とやってはいけないと毎回反省し、やめようと強く思ってきたそうです。
でも目の前にクスリを出されたり、つらいことが起きると、大切なものよりもクスリの魔力が勝っちゃうんだと語っていました。
精神科医の先生も、「気を引き締めろ」「強い意志を持って」というのは無理なことだといいます。
梅干しを見たら唾液が出てくるのとまったく同じ反応が起きるそうです。
ダルクとは?
薬物依存者のリハビリ施設・ダルクをつくった近藤恒夫氏が、スタジオに登場。
34年前にでき、今では全国約100ヵ所もの施設があるそうです。
その生活の様子がTVで放映されました。
朝のミーティングでは、皆で悩みや弱音を吐きだします。
田代まさし氏は「社会に居場所がなくなっていた」と言っていました。
「年も年だし、仕事もない。アパートも借りられない」という状況で近藤氏が声をかけてくれ、「ここが俺の居場所なんだ」と思えるようになってきたそうです。
ダルクでは、卓球など体を動かしたり、太鼓の練習をしたり。
「孤立することが一番ヤバイ」
「さみしい、悲しいが強くなるとまた悪循環」
と田代氏。
「やめられない仲間」がいるから、今日一日がんばろうとやめられるといいます。
「その段階でやめられるかというとそうではないけれど、今日一日頑張ればいいとすごく楽になる」そうです。
最初の逮捕から13年もかかったのは、依存症と認めるのが嫌だったからだと言ってました。