2019年7月17日公正取引委員会が独占禁止法違反の恐れでジャニーズ事務所を注意! 新しい地図(元SMAPメンバー3人)の現状は?公取委報道・フジテレビとテレビ朝日は忖度⁉「72時間ホンネテレビ」を境にジャニーズ事務所態度硬化⁉「ジャニーズの門番」嵐の元チーフマネージャーAが主犯者でテレビ局に見えない圧力⁉文春インタビューに各局の回答は?「新しい地図」に超大物援軍・笹川陽平会長で地上波復活間近⁉
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公正取引委員会が独占禁止法違反の恐れでジャニーズ事務所を注意
2019年7月17日、独占禁止法違反の恐れがあるとして、公正取引委員会がジャニーズ事務所を注意していたことが報道されました。
3年前に解散した国民的アイドルグループ「SMAP」の元メンバーの稲垣吾郎さん(45)、草彅剛さん(45)、香取慎吾さん(42)の3人が、ジャニーズ事務所からテレビ出演させないための妨害行為を受け、圧力をかけられていた疑いがあるというもの。
前述の3人は2016年1月、担当マネージャーの去就をめぐる問題をきっかけに、ジャニーズ事務所から独立を検討していることが明らかになり、その年の12月に解散。
2017年9月にジャニーズ事務所から独立し、「SMAP」の元担当マネージャー・飯島三智さんが新たに設立した事務所「CULEN」に所属し、現在は「新しい地図」として芸能活動を続けています。
芸能人の移籍トラブルをめぐり、独占禁止法違反につながるおそれがあるとして、芸能事務所が注意を受けるのは初めてのことだそうです。
公正取引委員会は芸能人などを対象に実態調査を行い、去年2月、報告書をまとめています。
しかし、芸能人の契約問題に詳しい中村剛弁護士によりますと、
公取委の『注意』は排除措置命令や警告よりも低い措置で、現時点でただちに違反行為が認められたわけではない
そうで、
今回のケースでは将来的に違反につながるおそれがあるため、未然防止の意味での措置だった可能性が高い
とのこと。
残念ながら、今すぐ対処、というわけではないそうです。
新しい地図(元SMAPメンバー3人)の現状は?
ジャニーズ事務所から独立後、SMAP元メンバー3人の東京の民放テレビ局のレギュラー番組はすべて打ち切りとなり、現在テレビのレギュラー番組は、NHKの「ブラタモリ」での草彅さんのナレーションのみだそうです。
今年4月に放送されたインターネット番組では、草彅さんが
「確かによくわからない大人の事情とかもあるのか、まだ僕らはみんなが望む場所になかなか到達できていない面もある」
とコメントしていました。
赤西仁さんも、このような厳しい指摘をしています。
こうゆうのが蔓延ってるから日本のエンタメがどんどんつまらなくなっていくの。
日本TVの作品もずっと同じクオリティでぐるぐる。
でも”圧力をかけている“という風に見えないように忖度を自主的にさせるように仕向けてたとしても、ちゃんと独禁法にひっかかるのだろうか?#忖度沢山 #才能が育たない https://t.co/9zJa1CSETN— Jin Akanishi 赤西 仁 (@Jin_Akanishi) July 18, 2019
ジャニーズ公取委報道・フジとテレ朝は忖度⁉
文春オンラインによると、ジャニーズの公正取引委員会報道では、フジテレビとテレビ朝日に「忖度」が見られたとのこと。
フジの情報番組関係者は、
「実は編成部から解説やコメントを控えるように通達があり、その後も
『ひと番組につき、取り上げるのは一度きり、コメントなし』
という条件が課せられたのです。
実際、『とくダネ!』では、ジャニーズの幹部と親密な小倉智昭キャスターはひと言もコメントしませんでした」
また、テレ朝系の「報道ステーション」では、17日以降、一度もこの問題を取り上げていないのだそうです。
テレ朝関係者によると
「19日の『ミュージックステーション』で、ジャニー喜多川社長の追悼特集が放送されました。
局内ではこれが公取委の注意を報じなかった原因だと見られているが、実はそうではない。
テレ朝もフジと同様、公取委の調査の対象だったのです」
またフジの編成関係者によると、
「たしかにSMAP解散直後は、ジャニーズから露骨な圧力や要求はありませんでした。
独立後も『おじゃMAP!!』がしばらく続けられたのはそのためですが、ある時期を境にジャニーズの意向を受けた上層部から現場にNGが出るようになったのです」
「72時間ホンネテレビ」を境にジャニーズは態度を硬化
その「ある時期を境に」というのは、2017年11月2日から3日間にわたって放送された、インターネットテレビ「AbemaTV」の「72時間ホンネテレビ」からだそうです。
これは、藤田晋社長のサイバーエージェントとテレビ朝日が共同出資するAbemaTVの特別企画。
『新しい地図』再スタートの3人を応援するための番組で、元SMAPの森且行さんや爆笑問題、市川海老蔵さんらも駆けつけたそうです。
視聴数は開局以来最高の7200万回を記録し、民放の情報番組でも大きな話題として取り上げられたのだとか。
この大がかりな番組を作るのに、「新しい地図」の3人が独立前から、SMAP元マネの飯島三智さんと連絡を取り合っていたことが疑われ、ジャニーズは態度を硬化させていったといいます。
「ジャニーズの門番」嵐・元チーフマネージャーAが主犯でテレビ局に圧力?
民放幹部によると、
「かつて嵐のチーフマネージャーだったAは、主にテレビ局との交渉やキャスティングを担当しています。
ジュリー氏の右腕的存在で、彼を通さなければ出演交渉もできず、陰で『ジャニーズの門番』と呼ばれている。
Aは各局の編成担当と定期的に会議を行い、
『この企画はうちに何の得があるんですか』
『その話は飲むけど、こうして使ってもらえないと』
などとキャスティングや企画内容にも当然のように口を出している」
と、各局への詰め寄りが見られるようになっていったのだとか。
そしてA氏が、元SMAPの3人を取り上げた番組や尺の長さをリストにしたものを提示し、
「なぜこうなったのですか?」
と追及されたり、
「新しい地図の3人を起用すれば担当者は『どっちなんですか?』
と問われたりするように。
ある局の幹部によると
「フジの『おじゃMAP!!』が継続している間も担当者はAから
『いつまで続けるつもり?』
と詰め寄られたそうです。
決して『終わらせろ』とは言わないし、リストも見せるだけで持ち帰り、証拠を残さない」
といいます。
じんわり間接的に、でも影響力をもって、うま~く圧をかけていたようですね。
そうしてジャニーズの意向はフジテレビやテレ朝以外の局にも浸透し、3人が出ている番組を取り上げないようにしようとしたり、出演シーンを編集でカットしたり、情報番組でも影響が出るようになっていったそうです。
文春インタビューにジャニーズ事務所や各局の回答は?
文春ではA氏に電話によるインタビューを試みますが、事務所を通すように言われ、
「各局の編成会議に出席してキャスティングに意見を申しいれている?」
「テレビ局に圧力をかけているのはAさんでは。」
の問いには、ジャニーズ事務所から
「弊社従業員が、ご指摘のような行為を行なった事実はございません」
という回答だったとのこと。
各テレビ局にも圧力や忖度の実態を尋ねところ
フジテレビ「事務所から圧力があった事実はございません」
日本テレビ「番組制作の過程についてはお答えしておりません」
テレビ朝日「そのような事実はありません」
との答えだったそうです。
またNHKも24日に圧力は
「まったくありません」
と定例会見で発表。
公正取引委員会では今後も調査を続けていくとのことですが、証明することはなかなか難しいようですが…。
「新しい地図」に超大物援軍で地上波復活間近⁉
7月23日に「日本のドン」とも呼ばれた故・笹川良一氏を父に持つ日本財団の笹川陽平会長(80)がブログで、テレビ局の忖度を辛辣に批判。そして、
「早急に(元SMAPの)3人のテレビ復帰を実現させてほしい」
と、「日本財団パラリンピックサポートセンター」のスペシャルサポーターで、チャリティソング「雨上がりのステップ」を歌っている「新しい地図」の3人を復帰させることを求めました。
笹川氏は安倍晋三首相(64)と懇意で、私的ブレーンとも呼べる存在。
その別荘には、歴代総理4人が集結するほどの大物なのです。
そんな超大物の援軍についてもらえたことで、「新しい地図」のテレビ番組復帰も近いのでは?と言われているようです!
公取委を通すと即解決というわけにはいかず、時間がかかりそうですが…
ドンの一声で、風向きが一気に変わるとイイですね!
あれだけ人気があった「新しい地図」の3人、その才能をメジャーなメディアでも生かせることを願います。